リモートワーク主体のミニマリストにおすすめ。日本のキャッシュレス時代にあったミニ財布【SIGOSOTO miniWALLET】

リモートワーク主体のミニマリストにおすすめ。日本のキャッシュレス時代にあったミニ財布【SIGOSOTO miniWALLET】

2022年4月21日

海外や国内でも関心の高まっているキャッシュレス決済。
各社のキャッシュレス決済の競争が話題になった2019年以降、一気にキャッシュレス決済に対応する企業が多くなりました。ミニマリストが多いリモートワーカーの方たちにはもうすでにキャッシュレスを意識してアイテムを厳選していると思います。

私も以前から現金をなるべく持たない生活をしたくて、キャッシュレス向きのコンパクトな財布を愛用しています。色々試してみていくつか絞って現在では2種類の財布をシーンによって使い分けて運用しています。今回は使っている財布のひとつを紹介したいと思います。

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日本のキャッシュレス決済の現状とこれから

本題の前に軽くキャッシュレス決済について触れておきます。
キャッシュレス決済とは、現金(キャッシュ)を使わない決済方法。主にクレジットカードやデビットカードでの決済、suicaやnanacoなどの電子マネーでの決済が挙げられます。

数年前の還元キャンペーン、消費税率引き上げに伴うポイント還元などで話題になり、シェアが拡大しているpaypayやLINE payなどのQRコードやバーコードを使った決済方法も導入する店舗が増えている状況。

しかし、韓国や中国、イギリスなど決済普及率50%を超える国がある中で、日本はまだ20%程度と大きく下回っています。実際に日本国内でも飲食店や地方の観光地などまだまだクレジットカードすら使用できない店もあり国内事業者の整備が遅れていることが目立っています。「現金を使わない暮らし」をするためには消費者側の工夫が必要となってくるのが現状です。

日本のキャッシュレスに合ったミニ財布

私が使っている財布は「SIGOSOTO」で販売されている「SIGOSOTO mini WALLET」というミニ財布。クラウドファンディングサイトMakuakeにて出品されていたところ支援しました。

SIGOSOTO miniWALLETのポイント

・革も生産も純国産品
・名刺も鍵も入る
・最低限の小銭入れがついている

国産レザーを使ったシンプルなデザインに加え、コンパクトながら必要なものを全て収納できる使い勝手の良さが気に入っています。特に名刺や自宅の鍵を財布に入れて持ち運べるところが便利。サッと財布から名刺を取り出せるのは思いのほか利便性が高いです。

リモートワークがスタンダードになり外出することが少なくなってしまいましたが、それでも定期的な会社への出勤やカフェやコワーキングスペースで仕事をするために外出することもあります。

また、出先でブログ用の写真撮影やVlog配信を行う際に、撮影・掲載許可を得る必要があります。そんなときに名刺を出すことも多いのではないでしょうか。機材や荷物が多い中、名刺入れを探すのも手間なので、サッと名刺が出せるのは効率が良い。

家を出てから帰るまでに使うものを財布の中で一元管理できると、カバンから出す手間も減るし持ち物も減るので行動がミニマルになる。SIGOSOTO miniWALLETのコンセプトは私に合っていました。

最大5枚のカードが収納できるホルダー

カード5枚を収納できるカードホルダーが備わっています。スクエア型に切り抜かれているところからカードを押し出し、使いたいカードをスライドさせて取り出します。よく使うカードを前面に入れておくと取りやすいです。

最初はカードを入れると少々キツく感じますが、革が馴染んでくるので3枚程度から始めて段々と枚数を増やしていくと良いと思います。逆に1、2枚だと隙間が空いてしまうのでホルダーからカードが抜けて落ちてしまうことがあるかもしれません。最低でも3枚はホルダーに入れておくほうが安心できます。

一般的な東京4号サイズが入る名刺ポケット

この財布で良いと思ったのが名刺が入るサイズ感だったこと。企業に勤めているビジネスマンは、ほとんどの方が会社から名刺を支給されていると思います。大半が東京4号というサイズで作られることが多いのではないでしょうか。東京4号というサイズは日本では一般的で、クレジットカードより一回りくらい大きい。キャッシュレスを謳うミニ財布だと、クレジットカードにぴったりなサイズで作られていることが多いので、名刺をしまっておくことができない。フリーランスや趣味・副業で自分の名刺を作っている方ならサイズも自由に選べるが、会社の名刺はそうはいかない。僕も本業は会社員なので名刺は東京4合サイズ。だからスタンダードな東京4号に合わせたサイズの名刺が収納できるポケットは便利です。

Suicaを入れたまま改札も通れる

SIGOSOTO miniWALLETはカードホルダーとは別にカードを1~2枚収納できるポケットが1つ付いています。合計で最大7枚のカードを収納することができることになりますね。このポケットには財布の裏側に近いところに付いているのでSuicaなどを入れておけば、他のカードの磁気との干渉を受けにくくなり改札を通るときに財布から取り出さずに使えます。

僕はApple WatchとSuicaを連携しているので、このポケットには使用頻度は低いけどいざというときに必要な保険証などを入れるようにしています。

リモートワークにおすすめなミニ財布のメリット

SIGOSOTO miniWALLETだからというよりもキャッシュレス決済に移行して感じたメリットではあるのですがシェアしていこうと思います。

支払履歴でやりくり上手になる

クレジットカードやスマホから電子マネー決済で支払うことが多くなりました。電子マネーは基本的にチャージをして残高から支払いをする仕組みだから、自然と上限を自分で決めることができます。コンビニやスーパーだとつい不要なものまで買ってしまうことも多かったのですが、今月はこれだけと決めて、その金額だけチャージしておけば自然とやりくりが出来るようになります。

また、キャッシュレス決済ならスマホで利用履歴の確認も出来るので、振り返って使い過ぎなところに気づくことができます。現金での支払いだと自分で家計簿をつけていないと気づけないため、家計簿が面倒って思ってしまう私のような人には利用履歴は非常に助かります。

余計なポイントカード類が増えなくなった

キャッシュレス決済を意識していなかった頃は長財布を使っていたのですが、財布の中はポイントカードでいっぱいでした。買い物をするときに店員に聞かれると、また来るかもしれないしとなんとなく作ってしまっていましたが、大抵はあまり利用することなく財布にしまったままになっていました。
SIGOSOTO miniWALLETは前述のとおり入れるカードの枚数に限りがあるため、何を持つかを厳選するようになります。なのでポイントは本当にリピートすることが多く、カードではなくアプリになっているお店のものしか作らないようになりました。結果、今ではポイントカードを持つことはなくなりました。

レジでの会計がスムーズになった

これがキャッシュレス決済の一番メリットに感じています。財布にたまっていく小銭を消費したいからと端数を小銭で支払ったりしていたので時間がかかっていました。

また、コロナ禍では現金の受け渡しは出来るだけ避けたいので、リーダーにかざして支払いが完了するキャッシュレス決済は支払いがスムーズになるだけでなく、感染予防にもなっています。

リモートワークにおすすめなミニ財布のデメリット

SIGOSOTO miniWALLETを使い始めて積極的にキャッシュレス決済を利用している中で、SIGOSOTO miniWALLET自体にデメリットはまだ感じていません。ただ、「キャッシュレス決済を利用する上で」という観点ではデメリットになる部分はまだ多いと感じます。

まだキャッシュレス決済が導入されていない店が多い

コンビニやスーパーなどは基本的に全てキャッシュレス決済で支払うことができますが。自動販売機なども電子マネーが導入されているところが増えましたが、それでもやはりまだ全てが対応されているわけではありません。都内の飲食店でも会計は現金のみのところもまだ多いので、ふらっとチェーン店ではないカフェなどに行くと現金での支払いになってしまうことがある。

旅行に行っても観光地などではまだ電子マネーどころかクレジットカードが非対応なところのほうが多いので、まったく現金を持たずに外出が出来るようになるにはまだ時間がかかるだろう。

震災など災害時に使えない

例えば2018年9月に発生した北海道胆振東部地震。地震発生後、大規模な停電も起こりました。電子マネー決済も当然使えなくなるので、どうしても現金が必要になってしまいます。

当時、知り合いも北海道に何人かいて、話を聞く機会があったのですが、やはり近隣の開いているお店でも電子決済が使えず現金のみだったようです。知り合いも以前からキャッシュレス化していたので、手持ちの現金が5千円しかなくATMも使えないため現金をおろすことも出来ませんでした。

それでも食料の確保やスマホの充電のために車のガソリンを入れなければいけないので、現金を工面しなければいけない状態だったとのことでした。

天災の多い日本では、こういった状態になることは他人事ではありません。普段はキャッシュレス化していても、いざというとき現金はなくてはならないものとして備えておく必要はあるだろうと思った出来事でした。

日本のキャッシュレス時代にあったミニ財布まとめ

キャッシュレス決済はまだ不自由な部分も多いが、今後数年の間にさらに拡大していくと思います。そうなってくるとよりコンパクトな財布がトレンドになってくるだろうと考えていますが、今の段階ではコンパクトすぎる財布は消費者が工夫しなければならないことが多く日本国内では使い勝手が悪いように思います。

今回紹介したSIGOSOTO miniWALLETのように、コンパクトだけど必要なものをきちんと収納できる「日本のキャッシュレスに合った財布」が使いやすいのではないでしょうか。

時代の変化により、現金を持ち運ぶことにフォーカスされた財布の概念がどんどん変わってきています。そのときどきにあった財布を選んで楽しんでいきたい。