未完成という魅力。「iPad Pro11インチ」をメインデバイスに選んだ理由。

未完成という魅力。「iPad Pro11インチ」をメインデバイスに選んだ理由。

2022年4月8日

現在メインとして使用しているデバイスはiPad Pro11インチ。今この記事もiPad Pro11インチで執筆しています。M1 MacBookAirも所有していますが、使う頻度は圧倒的にiPadが多い状況。

よくSNSでiPadがパソコンの代わりになるのかという質問をいただくのですが、結論としては現段階で単純にパソコンになるとは言い難いのが事実です。ただし、やりたいことによっては十分メインデバイスとして成立します。

今回は僕がなぜパソコンではなくiPadをメインとしているのか。その理由をiPadで出来ること、出来ないことと併せて書いていこうと思います。

スポンサーリンク

iPadを使うようになったきっかけ

iPadを購入したきっかけはデジタルノートとして使いたいと思ったこと。

WEBサイトのデザイン、バッグなどプロダクトのデザイン、文章のプロットなど手書きで頭の中を整理することがよくあるのですが、ノートを使っているとどんどん冊数が溜まっていってしまうし、前のアイデアを参考にしたいときに探しにくい。

それならデータで管理しようと思い、ノートからA4サイズのコピー用紙を持ち歩くようになりました。コピー用紙に書いて、スキャンしてデータとして残しておきコピー用紙は捨てる。このやり方は合っていたようでしばらく続けていましたが、コピー用紙をどんどん捨てていく工程がエコではないなと思うようになってきました。

そんな中、妻が使っているiPadに興味が出てきました。妻はイラストレーターとして活動をしているのですが、iPad Pro12.9インチを使ってデジタルでイラストを制作しています。Applepencilを試させてもらったところその描きやすさに驚きました。以前使ったタブレットとスタイラスペンのイメージでいたのであまり期待をしていなかったのですが、ペンで紙に書いているのと遜色ないくらいに感じました。

この描き心地でメモやスケッチを書けるなら、紙に書いてスキャンをするよりも直接デジタルで書き込めればいいのではと思い購入することを決めました。最初は手書きをデジタル化することが目的だったので、ノートとペンの代わりにiPadとApple Pencilを持つイメージで特にメインデバイスにするということは考えていませんでした。

使っているiPadのモデルとスペック

iPad Pro11インチ第二世代の256GBを使用しています。キーボードはiPad用のMagickeyboard、PITAKAのMagEZCase2というMagickeyboardに対応したケースを付けて使用しています。

▷【PITAKA MagEZ Case2 for iPad レビュー】iPadケースをつけたまま純正キーボードが使える

無印iPadやiPad Airでも用途としては問題なかったのですが、液晶パネルと保護ガラスの隙間が狭いフルラミネーションディスプレイとリフレッシュレート120Hzだという描きやすさを重視して考えたことが決め手でした。

比較しなければ特に気になるほどの違いはないんですけどね。購入するときに色々試してみて気付いてしまうと気になるようになってしまいました。
容量を256GBにした理由は上記したように元々デジタルノートとして考えていたので本体の容量は気にしていませんでした。
256GBあれば十分ですし、クラウドサービスや外部ストレージの環境も持っていたので大丈夫かなと。
用途が変わった今でも特に困ることはありません。ただ使い終わったデータはこまめに外部に逃しているのでもう少し容量は大きくても良かったかな。次に買い換えるときには1TBくらいにしようかと思います。

iPadでやっていること

まずは僕がiPadProでやっていることを書き出してみます。

・ブログ原稿執筆
・ブログ構築
・画像加工
・動画編集
・タスク/スケジュール管理
・雑誌を読む
・映画(動画)鑑賞
・手書き(ライフログ・メモ)
・資格の勉強をする
・デザインスケッチする
・料理をするときのレシピを見る

iPadでやっていることをざっと書き出してみました。仕事だけでなくプライベートの用途も結構あります。
休日の仕事を全くしない日でも触らない日はありません。ON/OFFボーダレスに使えるデバイスです。

自分のやりたいアウトプットはiPadで十分できる

「ブログ構築」「原稿を執筆する」「画像加工」「動画編集」

このあたりが僕が仕事やブログでアウトプットしたいこと。

iPadで出来るといっても、快適に出来ないと意味がありません。僕が求めるアウトプットという点では、パソコンでもiPadでも問題なく操作ができるものです。特に画像加工などApple pencilを使って直感的に操作できるという点でパソコンよりもiPadのほうがやりやすいと感じます。

あくまで僕の求めるクオリティという観点での話なので、高度なことを求める場合はパソコンでないと出来ないこともあります。

例えばAdobeのPhotoshopやIllustratorではパソコン版とiPad版では使用できるツールに制限がかかっています。iPad版はリリースからアップデートで段階的に使用できるツールが追加されているので今後パソコン版と遜色ないものになっていく可能性はありますが、現段階では難しいのでパソコンを使用する、もしくはAffinity Photoや Affinity Designerのような別のアプリで代用するといった方法をとる必要があります。

パソコンこういった制限も含めて、やりたいことがiPad内で完結できる場合はiPadでも問題ありません。

パソコンよりもライフスタイルに合っている

デスク以外でも作業をする機会が多い

2021年に子供が産まれ、在宅で仕事をしながら育児も手伝う生活になりました。日中は仕事部屋で本業の仕事をこなし、家事や育児の隙間時間にブログなど複業の作業を進めるというルーティーン。腰を据えて長時間仕事部屋で作業できるわけではないので、リビングテーブルだったりソファでふと時間ができたときに手をつける形になるのでサッと取り出してすぐに置けるラフな感じで扱えるデバイスがちょうど良い。

必要な作業が1台で出来る重要性

雑誌や書籍を読みながら情報をインプットする。思いついたアイデアをサッと書き留める。画像の加工や動画編集をしたりデザインをスケッチする。原稿を執筆する。この「読む、書く、入力する」というアウトプットを1台のデバイスで行えるのでこれ1台を持ち歩けば家のどこにいても作業が完結する。この手軽さが何よりも心地よいと感じます。

11インチの絶妙なサイズ感

前述のように、今の作業環境で求めるのはデスク以外の場所でも仕事ができること。
外出先だけでなく自宅でもリビング等で隙間時間に作業がしたい。そうなるとデバイスはできるだけコンパクトな方がありがたい。
M1MacBook Airと比較するとiPad Pro11インチのコンパクトさが際立つ。これだけコンパクトなのに、Magic keyboardのキーピッチやトラックパッドの操作感もよく、液晶は小さいながらもApplepencilなどの直感的に画像加工や動画編集ができるので作業効率は落ちている感覚はない。

ガジェットとしての進化を目の当たりにできる楽しみがある

iPadは発展途上。進化の過程が楽しめる

後述しますが、iPadの弱点は進化したハード(本体)にソフト(アプリ)が追いついていない点です。
iPadOSとなり年々進化するハードに対し、パソコン用のアプリに非対応だったり、iPad版がリリースされていてもパソコン版よりも機能が制限されているなどPCライクだけどPCとして使えないシーンがあります。でもこれが全部ネガティブなのかというとそうでもありません。

自分で試行錯誤してやりたいことをどうにか出来るようにしてみるのがけっこう楽しかったりするんですよね。気付いたらアップデートが入って改善されているということもよくあります。

最近だとパソコンもスマホも機能が洗練されていて、新モデルが発表されてもカメラの機能が向上したり、通信速度やバッテリーのアップデートくらいではないでしょうか。周辺アクセサリも驚くような新しいものって減ってきていると感じます。

使い続けていくうちに徐々に理想のデバイスに進化していく。
そういう過程を楽しめるのはiPadだけなのではないかと思います。

周辺アクセサリの組み合わせで特色が変化する

iPad用のMagic Keyboardを使えばよりPCライクなiPadに。Apple Pencilでノートやキャンバスに、車載スタンドでカーナビとして使用したりMidiキーボードを繋げて作曲ツールになる。周辺アクセサリと組み合わせることで色々なシーンに合わせたデバイスになるトランスフォーム感がガジェットとして使っていて楽しい。

未完成という魅力。iPadをメインデバイスに選んだ理由。

  • 書斎のデスク以外の場所で仕事をすることが多いから気軽に持ち運べる。
  • 執筆、画像加工や動画編集、手書きも全部iPad1台で完結する。

これが僕がiPadをメインデバイスとして使っている理由です。パソコンとして僕が求める用途にも十分対応し、デジタルノートとしても活用できる。マルチツールと呼べる僕にとって最高のデバイスです。

そして未完成なデバイスだからこその伸びしろ。OSアップデートの度にワクワクを感じられる。
持っていたい、使っていて楽しいと思える、僕の暮らしになくてはならない道具です。

iPadでできることをこれからも増やしていきたい。

最後までお読みいただきありがとうございました。