メンズが持つ小さい財布におすすめ。キャッシュレス時代に持ちたいミニ財布『PRESSo』レビュー。

メンズが持つ小さい財布におすすめ。キャッシュレス時代に持ちたいミニ財布『PRESSo』レビュー。

2022年5月6日

海外や国内でも関心が強まっているキャッシュレス決済。なるべく現金を使用せず、電子マネーやクレジットカードで決済することが多くなりずっと使っていた長財布も容量を持て余すようになりミニ財布に切り替えて2年以上経過した。

以前別の記事でSIGOSOTOのミニ財布『SIGOSOTO miniWALLET』を紹介したが、平行して使い続けている財布ある。それが今回紹介するdripの『PRESSo』だ。

Pressoが合う人
  • 現金を使う頻度が少ない
  • 可能な限り薄く、小さい財布が良い
  • 上質なレザーを持ちたい
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キャッシュレス時代の理想の財布『PRESSo』

dripはブロガー兼YouTuberのインフルエンサーmongraphの堀口さんとDRESSCODE.の平岡さんが経営するものづくりの会社。現在は様々なインフルエンサーとコラボして便利な革小物を作っているが『PRESSo』はdripのものづくりの原点となるプロダクトだ。「キャッシュレス時代の理想の財布」と銘打って機能と品質、両方にこだわって創業60年以上の老舗メーカー「PRAIRIE(プレリー)」とタッグで開発された。2018年にMakuakeでクラウドファンディングを開始し700名以上の支援を集め最終的に目標支援額2380%を達成した。

Pressoポイント

・レザーのみで設計されたプロダクトデザイン
・圧倒的な薄さ
・6枚入るカード収納
・現金の収納場所は必要最低限

注意しておくこと

・カードの枚数を後から減らすとスカスカになる
・使い始めは革が固く閉まらない

ブラックとモカの2色を所有している

僕は一般発売されたあとにブラックとモカの2色を購入し、モカを使い続けてきた。
ちなみに2つ購入したのはレザーの経年変化を感じたかったため。

最近dripのMacBookAir用レザーケースやレザースクエアポーチを使い始めたが、両方ともブラックを購入したので合わせて財布もブラックにしたいと思い、保管していたブラックを使い始めた。

PRESSoの特長

レザーのみで設計されたミニマルなプロダクトデザイン

PRESSoはシンプルな三つ折りのミニ財布。カードが最大2枚入るカードポケットが3つある。金具を一切使っていないオールレザーで作られているのが特長だ(※)。レザーは他のdrip製品でも使用されている熟成レザーを採用。表面は装飾やロゴなどが無いレザーの質感を活かしたミニマルなデザイン。

※2020年からはスナップボタンが追加された新バージョンが販売されている。

圧倒的なコンパクトさ。

PRESSoの厚みはカードを収納していない状態で約7mm、カードを上限の6枚まで収納した状態で約1.3mmだった(実測値)。紙幣の収納すると枚数次第でもう少し厚みが出てくるがそれでも約1.5mm以内には収まりそう。パンツのポケットに入れておいても邪魔にならない。

6枚入るカード収納

PRESSoに収納しているもの
  • 免許証
  • 保険証
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • カーシェアカード
  • ETCカード
  • 現金(必要な場合のみ)

PRESSoには上記のカード合計6枚を収納して持ち運んでいる。現金は近所やよく買い物をするエリアでは基本的にキャッシュレス決済が可能なので普段は入れていない。仕事で職場の人や取引先と出先で会うときなど現金が無いと迷惑がかかる場合のみ千円札を数枚だけ入れておくようにしている。

以前は1万円札を入れていたが、万単位の支払が必要なところではキャッシュレス決済が可能だし、現金が必要な場合だと千円札しか使えないことが多かったので千円札を持ち歩くようになった。

現金の収納場所は必要最低限

小銭入れは6枚収納可能

小銭入れが付いているが、マチがなく小銭が重ならないようにして6枚収納するのがやっとだ。
常に小銭を持ち歩くのではなく、ふいに現金で決済してできた小銭を一時的に収納しておくためのものとして使ったほうが良い。帰宅したら小銭はPRESSoから出して貯金箱に入れるようなイメージだ。

紙幣をしまっておくためのあおりポケットが付いている。紙幣は三つ折り程度に畳んで入れる必要があるので頻繁に紙幣を使用する場合は面倒に感じるかもしれない。万が一のときに備えて紙幣を持っておくといった使い方をしている方に向いている。僕は必要なとき以外は現金を入れていないのでレシートの一時保管として使用している。

注意しておくこと

カードの枚数を後から減らすとスカスカになる

PRESSoは革が伸びていない状態で少しキツい仕様となっている。これは収納するものに合わせて革が伸びていき、使っていくうちにちょうどよいサイズになっていくことを想定しているためだ。
なので1つのポケットに2枚入れた状態で革が馴染んでしまうと1枚減らしたいと思ったときにスカスカになってしまい、カードが落ちてしまう可能性がある。

発売当初は1つのポケットに2枚ずつ合計6枚が収納可能となっていたが、現在は公式ページでもカードの上限は3枚となっている。おそらくこの点の考慮だと思われる。

使用するカードが固定されている方は6枚入れても問題ないだろう。

使い始めは革が固く閉まらない

使い始めた「ブラック」と数年使用している「モカ」

前述のように、PRESSoは革が馴染んで伸びてくることを想定してキツくぴったりな設計となっている。
なので最初は三つ折りに畳んでも閉まらず開いてきてしまう。2-3ヶ月も使っていると革が伸びてきてパタパタと畳めるようになってくるのでしっかり使い込んでいくことが大事だ。

現在販売されている新バージョンはスナップボタンが追加されて購入当初からきっちり閉まる仕様に変更されている。商品ページやブログ、YouTubeでも案内されていたので理解して購入されている方がほとんどだと思っていたがそうでも無いようでAmazonのレビューなどでは閉まらない問題は指摘が入っていたので改善されたのだろう。

個人的にはオールレザーで設計されていることに魅力を感じていたし、最初の開いてしまう仕様も十分に説明されていて、実際に使っていればしまるようになってくる「育てる楽しさ」を味わえるので旧バージョンのほうが好みだ。

PRESSoが合う人、そうでない人

Pressoが合う人
  • 現金を使う頻度が少ない
  • 可能な限り薄く、小さい財布が良い
  • 上質なレザーを持ちたい
他の財布が合う人
  • 現金を使う頻度が多い
  • お札を折らずに収納したい
  • カードを6枚以上所有したい
  • 現金、カード以外の収納もほしい

PRESSoはスマートフォンでの電子マネー決済やカード決済を活用して必要最低限のものしか持たない生活をサポートしてくれる。国内では現金を必要とするケースもまだまだあるので、その中で使っていく財布としてはキャッシュレス決済に振り切ったストロングスタイルな部類に入ってくる。

ちょっと多めな紙幣や小銭を入れておきたい方にはPRESSoではなく他のミニ財布のほうが合っているだろう。僕がPRESSoと平行して使っているSIGOSOTO miniWALLETなどがおすすめだ。

リモートワーク主体のミニマリストにおすすめ。日本のキャッシュレス時代にあったミニ財布【SIGOSOTO miniWALLET】
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art-gadget.com

まとめ

しばらくPRESSoをメインの財布にしてみる

メインで使用していたのはSIGOSOTO miniWALLETというミニ財布。PRESSoはサブカードケースとして使っていたが、自分の持ち物の中で熟成レザーを使用したdripのアクセサリが増えてきたのでレザーを統一したくPRESSoのブラックをメインの財布に変更した。

名刺や鍵、Suicaなどを持ち歩くにはSIGOSOTO miniWALLETのほうが使いやすかったが、最近ではキャッシュレス決済を利用できる場面が多くなり、現金を使うことも減ったし鍵もスマートロックに変更、名刺も交換する機会がなくなり今まで入れていたものが必要なくなってきた。

なのでほとんどカード類だけ持っていれば現金すら必要ない。財布の中身を自分の暮らしに合わせて最適化をしてみると、今の自分に合っているのはPRESSoだと感じている。

他のdrip製品と合わせて、しばらくはPRESSoを相棒に生活していこうと思う。